あの街にしかない
オンリーワンギフトを贈ろう

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阿蘇神社で有名な阿蘇市一の宮町。

その一の宮町の中心部から少し車を走らせると、田園風景の広がる中通というエリアにつきます。そんなのどかな、田園風景の広がる地域にポツンとあらわれるのが「阿蘇ひばり工房」さんです。

この緑豊かな地で作り上げるこだわりのソーセージやハムの数々。なぜこの地で作ろうと思ったのか。どんな思いで作り続けているのか。代表の池田さんにお話を伺ってきました。

親父が作り始めた40数年前の味を伝え続けていく。

元々は、地元の農業高校で先生をしていた親父さんが趣味で始めたひばり工房。その時智巳さんはサラリーマンをされていたそうです。

「元々、父が地元の農業高校の食品加工科で教えていました。そして、定年退職を迎えた後に父が趣味でソーセージ作りを始めました。その時代は工房とかではなくて、小さな作業場でやっていたんです。

当時、私はサラリーマンをしていたんですけど、なかなかサラリーマンに馴染めなかったので、脱サラをして父がやってたソーセージ作りを仕事として始めようと思いました。30歳ぐらいの時の話です。」

–もともと趣味だったものを、お仕事としてやっていこうと思うと、苦労したことも多かったのではないでしょうか?

「もともと農業高校のハムやソーセージということで、ある程度地元では受け入れてはくれていたんだと思います。でも、外に出していくとなると苦労しました。

まずは食べてもらう。自分が脱サラをしてそれを仕事として選んだけど、まずは生きていくために自分の商品を売っていく必要がありました。いかに自分のものを食べてもらえるか。そこを考えて必死に作りながら、販売していきました」

まずは食べてもらう。食べてもらわないとこだわりも何も伝えることができない。食べてもらえて、ようやく広がっていったわけです。

仕事のやりがいも日々によって変わってきた。

–この仕事をされて一番楽しさややりがいを感じることはどういった時でしょうか?

「やりがいもその時その時で変わってきましたね。全然変わってきた。

最初はものを作ってからできるまでのやりがい。その作ったものが売れるやりがい。買ってくれたお客さんがおいしいといってくれるやりがい。おいしいといってくれた人が他の人に贈ってくれるやりがい。3年、5年、10年と変わっていきましたね。それが成長でもあると個人的には思っています。」

「今の一番のやりがいというのは、元々何も無かったこの場所に色んな人が集まってくれること。

阿蘇全体で見ても、ここら辺はそんなに観光地ではなかったんです。でも、そういうところに人が来てくれる仕掛けを作っていく。みんながここを目指して集まってくること。それがやりがいになっています。」

阿蘇の中でも、際立った観光地といえば阿蘇山や大観峰、阿蘇神社などが思い浮かびます。しかし、そうではなく「阿蘇ひばり工房」を目的地として来てくれる人が増えることが今の楽しみでありやりがいなのだそう。

熊本地震で「絶対」が無くなった。

–熊本地震で大きく変わった点などあれば教えてください。

「地震では大きく変わりましたね。いろんな意味で変わった。まず、絶対が無くなりました。

順調に自分たちが努力すれば売り上げが上がって、お客さんも増えていくという考え方が根本からひっくりされたんです。いつどこでなにがおきるのかがわからないというのが改めて肌で実感しました。

商売のことだけを考えればよかったのが、地域のこともリアルで考えるようになりました。自分たちも売り上げも伸ばして、どうしたら地域の人も潤うことができるのか。地域のネットワークを考えるようになりましたね。」

阿蘇市でも大きな被害をもたらした熊本地震。その体験を通して自然と共存すること。阿蘇の大自然で生きていくからこそ、災害を通して地域のつながりを重用視するようになったといいます。

まずは従業員が幸せに。それが地域のためにつながる。

親子2代で成長してきた阿蘇ひばり工房。これからの「阿蘇ひばり工房」についてお話をしていただきました。

「まずは従業員が育つこと、サラリーマンをやめてから自分が始めた仕事です。でも今では新しい若い従業員がたくさん入って来ている。もう自分が好きで始めただけでは済まされないんですよね。」

「もっと次の世代が育つような会社にしていく。本当はね、阿蘇のためなんて大きなことも言いたいです(笑)。

でも、まずは自分の従業員の幸せも守れないようなやつが阿蘇のためなんていえない。まずは雇用を作る。自分の従業員の幸せが阿蘇のためにつながると思います。その上で物が売れていったら幸せかなぁ。」

ひばり工房の製品はすべて手造りで作られています。池田さんが厳選した良質な豚肉と、味を引き立てるスパイス、阿蘇の湧き水を使って、手間と時間をかけて丁寧に作り上げられています。

本場のドイツの食肉加工コンテスト”SUFFA”で金賞を受賞した「阿蘇ひばり工房」。

父から受け継いだ、噛み締めるほどうまみの出るハムやソーセージは、今日も阿蘇の暮らしに寄り添っています。

阿蘇ひばり工房

本場ドイツの食肉加工コンテスト”SUFFA”で金賞を受賞。敷地内には、ヒバリカフェを併設しており、ひばり工房こだわりのホットドッグとお飲み物を堪能できる。40年もの間地元に親しまれるソーセージ作りを続けている。

http://hibariko-bo.com

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